「明石普賢」制作風景ギャラリー

社員やその家族など大勢の人が見守る前でMAYAさんは、まず象の左目から描き始めました。「みなさんね、お子さんとかに絵を描かせるときには、必ず目から描かせてくださいね。何でかって言うと、さあ描くぞって、一番パワーが漲っているときに、一番大切な場所から描くのがええんです。それが目です。輪郭から描いちゃうと、その中に納めなならんって、しんどくなるでしょう。だから目から描いてくださいね。」そんな話をしながら、どんどん象を描いていきます。
象が出来上がると、両サイドに赤を塗り、その上に黄色を重ねました。さらには空の青と両側の上部を緑に塗ったかと思うと、今度はいきなりローラーを使い白の線を縦横に入れていきます。やがて蓮の花が描かれ、その上に子象が乗り、山や月が加筆されました。その後、横向きの子象をたくさん描いて、キャンバスの下の部分、深緑の上に蟻の行列もプラス。絵が見る見る変化していきます。
次はこの色でこんなものを描くのかなと考える予測を、ことごとく裏切る驚きの連続で、改めてMAYAさんの独創性に脱帽。