コンテンツまでスキップ

製品紹介

銅合金鋳物製品

銅合金鋳物製品

積み重ねた経験と高度な技術で生み出される高品質鋳物

創業以来培ってきた鋳造技術に最新テクノロジーを組合せ、高品質の銅合金鋳物を安定的に製造し、様々な分野で社会の基盤を支えています。

水廻り部品では、水道メータや送水ポンプ、配管継手、減圧弁など多くの場所に弊社の鋳物製品が使用されています。また、優れた摺動特性を生かした軸受製品は、建設機械や産業機械の内部部品として使用され、目に見えない場所で大いに活躍しています。

明石合銅の銅合金鋳物の強み

①一貫生産体制の構築

型製作から鋳造、機械加工までの一貫生産体制を構築しており、短納期対応、安定供給を実現。

②材質対応力

様々な種類の銅合金材質に対応可能。

対応材質

青銅CAC401、CAC406、CAC408
鉛フリー青銅CAC902、CAC906
鉛青銅CAC603
高力黄銅CAC301~304
りん青銅CAC502
アルミニウム青銅CAC701、CAC702

③日本有数の生産能力

国内有数の生産能力(160ton/月)を有し、数十個から数万個までの柔軟なロット対応が可能。

④最新テクノロジーの導入

湯流れ・凝固シミュレーションを活用した不良対策、AI外観検査装置を活用した検査精度向上、3Dスキャナーを活用したリバースエンジニアリング。

鋳物品製造工程

造形、溶解、銅合金注湯、解枠(かいわく)、鋳仕上(いしあげ)の順番で加工している図。

小さな画面では、図を右にスクロール可能です

バイメタル製品

バイメタル製品

鉄の持つ高強度と銅の持つ軸受け性能を兼ね備えた複合材料

弊社独自の接合技術により、鉄の持つ高強度と銅合金の持つ軸受け性能を同時に兼ね備えた“バイメタル製品”を開発しました。鉄系材料に銅合金を強固に接合させているため、建設機械の心臓部である高圧油圧ポンプ用シリンダブロックとして、世界中で採用されています。

バイメタル製品の適用部位

明石合銅のバイメタル製品の強み

①鉄と銅合金の高い接合強度

鉄系材料と銅合金の接合強度が高く、高速・高圧化の極めて過酷な条件下でも安心して使用可能。

②精密加工

油圧部品に要求されるミクロンオーダーの精密機械加工にも対応。

③材質対応力

鉄系材料と銅合金は使用用途により種々の組合せの接合が対応可能。

対応材質

鉄母材特殊鋼(SCM440H)、炭素鋼(S45C)、鋳鉄(FC、FCD)
銅合金鉛青銅(CAC603、LBA)、鉛フリー青銅(パーライトブロンズPBX)、アルミニウム青銅(AlBC:MIG溶接用)

バイメタルシリンダブロック 製造工程

鉄素材から始まり、溶着前加工・銅合金溶着・仕上げ加工の順番で加工している図。

小さな画面では、図を右にスクロール可能です

粉末焼結製品

自己潤滑性を備えた軸受製品

主力焼結製品であるBMRCブッシュは、鉄系パイプ材料の内径に銅合金粉末を焼結接合させ、特殊な潤滑剤を含浸して、バックメタルの強度と優れた自己潤滑性を両立させたバイメタル含油軸受です。

焼結製品 製造工程

プレス成形、組立、焼結、含油、仕上げ加工の順番で加工している図。

小さな画面では、図を右にスクロール可能です

開発製品

鉛フリー銅合金 パーライトブロンズ(PBX)

鉛フリー銅合金”パーライトブロンズ(PBX)”は、摺動部材の鉛フリー化要求の高まりを受け、10年以上の歳月をかけ開発されました。
PBXは、鉛を全く含まずに(0.1%未満)、鉛入り青銅と同等の摺動特性を有しており、鉛入り青銅(CAC603)などの代替材として、砂型鋳造軸受製品やバイメタル製品にご使用頂けます。

*国内特許(特許第4806823号)および海外7ケ国で特許取得済み

ミクロ組織の比較

鉛入り青銅CAC603(80Cu-10Sn-10Pb)
鉛フリー青銅PBX3 (Cu-Sn-Bi-Ni-S)

ダイカスト製 純銅ロータ

日本で初めて、高効率モータ用のダイカスト製純銅ロータの生産技術を確立しました。
モータの二次導体をアルミニウムから純銅に置き換えることにより、1.5~3%の効率改善が期待されます。高度な溶解技術、金型の温度管理、最適方案設計により、純銅ダイカストの課題をクリアし、組立ロー付け式純銅ロータと比較して、生産性を大幅に向上しました。